皆さんの周りには、タイピング音がうるさい方はいらっしゃいませんか?
「カタカタカタ…タタターン!」
厄介なことに、タイピング音のうるさい人はだいたい無自覚な人が多いように思います。
一体何をして爆音のタイピングになっているのか。その原因を、今回の記事にまとめてみました。
また、タイピング音の改善方法についてもご紹介したいと思います。
この記事では、下記のような内容を取り扱っています。
- タイピング音が気になる人の割合
- タイピング音がうるさくなる原因
- タイピング音を改善する方法
タイピング音を気になる人の割合
Elecomさんが「職場で周囲のタイピング音が気になったことはある?」というテーマでアンケートを取っていました。
アンケート結果:気になると回答した人が49%
- 以前の職場がパソコンでの作業が中心だったので、こちらが考え事やお客様対応をしている最中にうるさいと感じることがありました。(30代/女性/パート・アルバイト)
- 本人は無意識かもしれませんが、カチャカチャと大きな音を立てていると、案外周りは気になるものです。特に乱暴にタイピングして大きな音を立てている人には、機嫌が悪いのかと気を使ってしまうこともあります。(20代/男性/正社員)
約半数が「気になる」と回答していますね。これは割合としては大きいと思います。
私がこれまで聞いた中で、うるさい人の言い分として「本当に集中している人は私のタイプ音は気にならない」という意見を聞いたことがありました。
しかし、それは論点をすり替えただけで「タイプ音がうるさい」ことを一切否定できていませんね。
やってることは、爆音を出しながら走る車やバイクに似ています。
タイピング音がうるさくなる原因
タイピング技術が未熟
タイピング技術が未熟な人の特徴として、2点挙げられます。
- キーを叩く
- 変換キーとエンターキーを叩く回数が多すぎる
タイピング技術が中途半端な人ほど、キーを叩く傾向にあります。
「押す」ではなく「叩く」というのが一般の人との違いです。
とりわけ目立ってうるさい音は、エンターキーを押すときの「タンッ!」という音です。
キーを叩いてしまう一番の理由として、タイピングに使う指が少ないことが挙げられます。
というのも、使う指が少ないと指を動かすときに余分なキーを押さないようにある程度の高さに指を上げる必要があります。
また、エンターキーを叩く回数が多いというのは、
極端な例ですが、「私は宇宙人である」を「私」「は」「宇宙」「人」「で」「ある」と区切って毎回エンターを押す人。
上記の例は6回もエンターキーを押していますが、通常であれば1~2回のエンターキーで済むはずです。
心理的な要因である
心理的な要因がキーを叩くという動作につながることもあるそうです。
- ストレスが溜まっている
- 仕事出来るアピール
仕事でキーボードを使うのは自然な動作です。
よって、自然な動作の中で物にあたってストレスを発散することができるという仕組みになります。
キーを強くことが「代償行動」となっているわけです。
ストレスがなくなれば自然と収まってくる可能性もあります。
また、キーを叩ている自分を俯瞰で想像して「仕事できる自分」を思い描いていることもあります。
俗に言うナルシストというものですね。
これは価値観に起因する行動なので、自然に収まる可能性は低いといえます。
周囲の人が指摘して、うるさいことを自覚してもらいましょう。
-
- ストレスの軽減を試みる。
- 周囲の人が指摘して自覚させる。
キーボードに原因がある
キーボードにも原因がある場合もあります。
キーの反応が悪くなっていると、反応させようと思い強く押してしまうケースもあるのです。
-
- 反応が悪いから強く押す
- さらに反応が悪くなる
- さらに強い力で押す
- 1~3をループ
特定の誰かが強くたたくことが、ループの起点になることもありますしキーボードの劣化が原因の場合もあります。
人だけが原因ではないということも考慮する必要があるでしょう。
正しいタイピング技術とは
「タイピング技術が未熟」でお話した通り、タイピング技術の未熟さには使う指の本数が少ないこと、エンターキーを押す回数が多すぎることの2つにあります。
使用する指が少ないことが、なぜ爆音タイピングにつながるのかを具体的に説明します。
片手1~2本ずつ(両手で最大4本)の指を使って中途半端な速さでタイピングすると、肘を重心に腕ごと動かすようになります。
このやり方の問題点は、指先をキーから浮かしすぎる点にあります。
指が浮いたら、あとは高い位置からキーに向かって指を振り下ろすような感じになるので、結果としてキーを叩いてしまうというわけです(押すのではなく叩く)。
とりわけ人差し指や中指でエンターキーを押すと、より力強く叩いてしまうので余計音が大きくなります。
正しいタイピングのやり方として、
スペースキーに両親指を添え、残り8本の指でタイピングが出来ると、手首を重心にして指を横にスライドするように動かすことが出来ます。
そうすると、必要以上に指先がキーから離れないので、「叩く」必要はなく、自然と「押す」という動作が出来るようになります。
そして結果的にタイピング音も小さくなりますし、隅にあるキーは小指で押すので、強く押しても大した音はでないというわけです。
指に力を入れて強く叩いたり押したりすることは、音を出す以外にも弊害があります。
というのも、人の体は必要以上に力を入れるとかえって力の伝達が上手くいかず、パフォーマンスが落ちます。
加えて指がすぐ疲れてしまいます。
些細なことで損している
タイプ音がうるさいというのは、周囲の人の集中を乱したり、不快な思いをさせることがあります。
「タイプ音が気になるのは、あなたが集中していない証拠」と開き直る人がいますが、論点のすり替えでしかないです。
社会生活を送るうえで周囲の人が不快にならないように振る舞うことは必要不可欠であり、その場の多くの人が不快に思っているのであれば改善すべきでしょう。
人は感情に強く影響されて生きており、たとえどんなに私情を排したとしても、些細な「不快要素」が相手にあるだけで向けられる姿勢が変わってきます。
なので、タイピング音で揉めてコミュニケーションの弊害になるようなことが、よっぽど損失となります。
もしタイプ音がうるさい人に注意しても、当人に響かなかった場合は「あなたが損をしている」ということを伝えれば多少は意識が変わってくるのではないかと思います。
周囲の人も配慮が必要
タイプ音がうるさい人は、タイピング技術が未熟と言いましたが、初めから技術が成熟している人はいません。
出来いないことを責めるのではなく、できるように促すことも大切なことであるといえます。
その人が明らかに意識高い系で改善する気のない人である場合は相手に気を使う必要などありませんが、練習中である人にはある程度の理解を示すことも必要です。
「気になるのは集中していないからだ」という言い分も、論点はズレていますが一理あります。
本気で集中しているときや忙しい時は、よほど大きな音でもない限り気になる余裕がありません。
ある意味、自分が集中できているかどうかの目安として利用もできます(笑)
人間のコミュニケーションというのは、一方の努力ではなく互いの努力があって成り立っています。
タイプ音がうるさい人を一方的に攻めるのではなく、上述した通り周囲の人の理解も必要になるのではないでしょうか。
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まとめ
タイピング音がうるさい原因は主に3つあります。
- タイピング技術が未熟である。
- キーボードの劣化。
- ストレスなどの心理的要因
すべて本人に原因があるのではなく、キーボードやストレスを抱えてしまう環境にも依存するため
周囲の人もある程度の理解と心配りが必要になります。
もしかすると自分もうるさいと思われているかもしれないと、この記事を見て我が身を振り返る機会にもなれれば幸いです。
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