『いわかける』アニメ化決定!ストーリーと作品の魅力について語っていきます!

サイコミ

『いわかける』ストーリー

 

中学時代、数々の対戦パズルゲーム大会を総ナメにしてきた少女・笠原好。彼女が高校で出会ったのは「岩のパズル」スポーツクライミングで……!?

サイコミ公式サイトより

 

 

ちょっと解説

主人公「笠原好(このみ)」は、中学生でありながら数々のパズルゲームで優勝し、ゲーム界にその名を轟かせていました。

 

その代償として、私生活はボロボロ。挙句に志望校全落ち。それをきっかけに現実と向き合い、ゲーム以外のとりえを作るべく入部する部活を探すことに。その過程でスポーツクライミング部に出会い、クライミングに魅せられた好は、先輩らと共に全国制覇を目指して奮闘していきます。

 

クライミングという少し珍しい競技ながらも、その魅力をしっかりと押さえ読者にも伝わるように描いています。

2020年10月からアニメ放送も決まっており、原作も第二部に突入するなど注目が集まっている作品です。

いわかけるの魅力とは?

 

魅力① 競技に詳しくない人も楽しめる

クライミングに関して、全くルールを知らないという方でも楽しめる作品になっています。

 

というのも、主人公自身初心者のため、先輩たちが主人公にルールを教えるという自然な流れでストーリーが展開していきます。なので理解しようと構えて読む必要がなく、読み進めていけば自然と分かるようになっています。

 

また、作中でもクライミングのテクニックや、何故その岩を掴むのか・踏み台にするのかといった論理だった説明も加えてくれるので、読み込み要素もあると感じました。美少女推しの作品は、話の密度などは特に求められず流し読みされる傾向にありますが、この作品はその点を払拭しているので、ストーリーも純粋に楽しめるといえるでしょう。

 

2ndTRY:「オブザベーション」より



 

魅力② 筋書が丁寧

読者が競技への理解をしやすいよう作られている一方で、話の展開も丁寧な印象です。

 

昨今、初心者が無双するみたいなムーブが流行っていますが、この作品ではちゃんと負けるべくして負ける描写があり上には上がいるというスタイルをとっています。

なにせ主人公はパズルゲームで鍛えた特殊能力があるとはいえ、鍛えが足りない初心者であることには変わりません。

 

上には上がいるという少年漫画的ストーリー展開と修行編により主人公が成長していく様子に説得力を持たせています。修行編も対戦しているわけではないのに面白いです。

 

6th TRY:「全一」より

魅力③ キャラデザが可愛い

かなり重要なポイントです。絵は一番に目を引く部分で、特に中心人物が美少女オンリーの作品ではまず絵を見て読むかどうかを決めるという人も少なくありません。

ただこの作品において、皆キャラデザが良質なため心配する必要はないでしょう。

以下主な登場人物たちです。

笠原好(主人公)

 

1st TRY:「岩のパズル」より

 

上原隼(主人公の同級生)

1枚目:1st TRY:「岩のパズル」より

2枚目:2ndTRY:「オブザベーション」より

 

四葉幸与(部長)

1st TRY:「岩のパズル」より

 

杉浦野々華(主人公の先輩)

第1巻 おまけエピソードより

まあ、あとは美少女物といったらお色気ですよね。その点もご心配なく。ちゃんと男性陣のフェチズムをおさえたカメラアングルでの描写もありますよ。



 

最後に

 

絵は描きこみ過ぎず見やすいうえに、アングルもお色気を意識したものばかりではなく、壁や石の配置が見やすかったり、競技をするうえでキャラがどのようにして登っていくのかが分かりやすいように意識していることが感じられ、総じて丁寧な印象のある作品となっています。

 

クライミングという漫画界の中ではニッチな題材でアニメ化までされるというのは、それだけ人気があるということでもあるので

ぜひ原作を読んでその魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。

 

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