見える子ちゃんのストーリー
異形な“ヤバいやつ”との遭遇を全てシカトで凌ぐ。新感覚ホラーコメディ!
ある日突然、普通の人には見えない異形な存在が見えるようになってしまった「みこ」。彼女は彼らから逃げるでもなく、立ち向かうでもなく…精一杯シカトしつづける事に。怖いようで怖くない、新感覚ホラーコメディ!
ちょっと解説
霊が視えちゃう子の日常系漫画
1話の2ページ目で唐突に霊と遭遇する場面から物語は始まります。人間のキャラは凄くかわいいのに、登場する霊たちの見た目がエグイです(笑
この時点でだいぶインパクトがありますね。
主人公のみこは、ある日突然霊が見えるようになるのですが、関わってはいけないと察した彼女は徹底して霊たちを無視し続けます。
霊たちは見えているかもと思って、あの手この手でみこに接触を図ろうとしてきます。一方で、彼女は徹底したノーリアクションを貫くのですが、涙目になったり心の内でめっちゃ叫んでいたりと読者にだけ伝わるリアクションが目を引くコメディ色の強い作品となっております。
ジャンルとしては、ホラーに見せかけた「霊が見える女の子」の日常系漫画です。読者をガチで驚かせたり恐怖させたりといった展開は少なく、メインは主人公の「みこ」がとるリアクションを楽しむというコンセプトで物語が展開していきます。
見える子ちゃんの魅力
魅力① 可愛いと怖いのギャップ
冒頭でもお話ししましたが、とにかく話の中で雰囲気の落差が激しいのが特徴です。
女子高生のほのぼのとした日常の中に、唐突にヤバいビジュアルの霊が入り込んでくるというギャップが読者の好奇心を煽りどんどんページをめくらせてくれます。
一方で主人公やその周囲の人達(主人公と同じく見えるけど勘違いの激しい同級生、自覚のない退魔能力者の友達)の三者三葉のリアクションを楽しむことができ、それが可愛いかったり面白かったりするため、最終的にはコメディ的なオチで締めくくる話が多い点が新しい日常系漫画として楽しむことができます。
魅力② 感動する話もある
普段は日常系・コメディ系として展開していく作品ですが、時に読者の胸を打つ感動話も盛り込んできます。
霊は悪霊ばかりではなく、良い霊もいるという解釈を利用し、守護霊的な側面を持たせ生前に関わりのあった人を見守る。そんな話もあります。
しかし、良い霊であっても関わるとどんなことになるのか予想がつきません。そのため、主人公の「みこ」は良い霊に対してもリアクションはほとんどとらないです。
たとえ自分が知っている人の霊でも・・・。
しかし、良い霊たちが今を生きる人に伝えたいことを伝えられずにいる姿を見て、彼女なりの方法で彼らの意思を伝えるよう動き出していきます。
果たして彼女は、どのようにして霊たちの意思を伝えるのか。気になってどんどん読み進んでしまいますよ。
魅力③ 謎だらけの神様
肝試しに行った先で、みこはとんでもなく凶悪な霊に「見えている」ことがバレてしまいます。
悪霊は襲い掛かってくるのですが、そこへ神様と思わしき存在が悪霊を追い払うといったシーンがあります。神様らしき存在から「サンカイ」という言葉だけ告げられ、その場をあとにすることになります。
彼らがなぜ主人公達を助けたのか。何が目的なのか。味方なのか敵なのか。考えたらキリがない謎ばかりの存在も出てきて物語により深みが増していきます。
そんな神様?との関係性の変化にも注目です。
キャラクター紹介
四谷みこ
本作の主人公。ある日突然幽霊が見えるようになり、日常が一変。エグイ見た目をした幽霊や謎の存在に遭遇する度に心の中で泣き叫んでいる。
一方で、友達の危険を感じたら率先して助けたり、良い幽霊の思いを汲んだりする優しい性格をしている。
百合川ハナ
強力な生命オーラを纏っている主人公の親友。オーラが強力過ぎて、小さな悪霊であればオーラ越しに触れるだけで消滅させられる。
しかし、本人は幽霊は一切見えないうえに、自身の生命オーラも知らないので無自覚に遭遇した霊を祓っている。
怖がりのくせに心霊スポットに行ったりするタイプ。
二暮堂ユリア
主人公と同じく霊が見える。霊能力者に憧れており、みこに対し対抗意識を燃やしている。
しかし、みこほど霊が見えているわけではないようで、知らぬ間にガチで危険な悪霊に近づいたりすることもあり、その度にみこに助けてもらっている。
みこのことを自力で悪霊たちを祓うことのできる強力な能力者と勘違いしているところがあり、その認識違いからくる会話が笑いを誘うこともしばしば。
今までにない新しい日常系を読みたい人向け
霊能力持ちの主人公達の日常系漫画という新ジャンル漫画です。今まであったようでなかった作品だと思います。
・可愛い女の子がキャッキャしている作品に見飽きてきた
・笑い、怖い、可愛いを一気に楽しみたい
・感動する話が好き
上記のいずれか1つでも当てはまる方は絶対楽しめる漫画だと思うのでぜひ手に取ってみてください。
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